「英会話ができるようになりたい」という曖昧な目標

最近は日本にいながら気軽に英会話を学べる環境に変わってきました。また海外に留学して英語を学ぼうとしている若い人が増えました。留学といってもそのスタイルはさまざまだからです。完全に学生として留学する人やワーキングホリデーで働いてお金を稼ぎながら勉強する人、文化や芸能を学ぶ傍ら英語を学ぼうという人などが主なスタイルだと思います。


しかし英会話を身につけようと留学することを意気込みながら、目標はどこにあるのでしょうか?ネイティブのように話せるようになりたいということなのでしょうか?

私は6年間ベトナムの企業に勤めていました。ベトナムは経済成長の真っただ中で、日本など多くの外国企業を受けいれていて社会主義国から離れつつあります。私が勤めていた部署にはスペイン人、フランス人や韓国人など多くの外国人が働いていたので、社内共通語は英語でした。しかし彼らが話す英語は、私がそれまで日本の学校で勉強してきたネイティブの英語からはかけ離れていました。それでも彼らの間でコミュニケーションは成り立っているし、何も仕事に支障はありません。要は、ネイティブのように完全に話せなくても英会話はできてしまうものなのである、ということです。私もそれで自身を持って話せるようになりました。

日本に帰国してから、大学の友人が「英会話ができるようになりたい」と言っていたことがありますが、私が彼女に話したことは、「英会話で何をしたいかによって学び方や目標が変わってくる。まずは自分がどうなりたいかを考えて始めてみることだ」ということです。上述しているように、ネイティブのように話せなくても、ある程度努力は必要ですが英会話はできてしまうものなのです。私がまず大事だと思うことは、思い切って英語で話さなければならない世界に足を踏み入れることです。そこで人に話しかけることが英会話上達の第一歩だと思います。